みずかがみ

奈良の天河神社で本当の自分と出逢い、不思議な体験をしました。2019年1月1日より踊りで日本一周を開始します

◆漁師時代(11)◆ 心の割れる音。


普通に働いていて、様々な違和感が起こった




突然、何かのスイッチが切れたように無気力になる




そしてふとした拍子に元に戻る




そんな繰り返しが続いた




やがて無気力な時間がほとんどを占めるようになる




身体がすごく重い。無意識にボーッとしてしまう




突然何もしたくないというネガティブな波に襲われる




きっと防衛本能だったんだろう




このまま心と身体を酷使すれば壊れてしまう




脳が必死に機能停止にして休ませようとしてたのかもしれない




それでも僕は止まらなかった。




『僕がいけないんだ、もっと人を幸せにして良い人間にならなきゃ』




それだけが自分を突き動かしていた




やがて偏頭痛が始まり、感じたことのないような痛みや血管がブチっと切れるような音がした




自分がどうなってるのか全く分からない




心配してくれる人なんて船の上には何処にも居ない。電波も入らない




『もう自分なんて消え去ってしまえばいい』




人のことを想い過ぎて段々と自分の存在が邪魔になってきた




そんなある日、僕の後に漁師になったお兄さんにあることを言われた




『こうへいくん、鬱病なんじゃない?』




鬱病?なんだそれ




あまり聞き覚えのない病名だった




どうやらそのお兄さんも軽い鬱になったことがあるらしい




『こうへいくん、多分今のままやったらやばいよ』




突然怖くなった。




『どうすれば元に戻りますか?』




『この環境じゃ無理だと思う。俺は仕事終わりに無心でバイクに乗ってとにかく好きなことをして心を動かした』




そんなの無理じゃんかよ。




1人の時間すらないのにどうしたらいいんだよ




結局、どうすることも出来なかった。




そして遂に悪夢まで見るようになった




夜中の海は、正に魔の巣窟だった。何処の国とも分からない幽霊が沢山流れてくる




夜中になると様々な幽霊が僕の身体に入ってくる




顔面が焼け爛れたような感覚、身体の重さ、ネガティブなエネルギー




布団に入っても夢にも出てくる。生首の滝が流れてくる




女が背中を這ってきて眠れない。金縛り、首絞め、どんどん毒されていった




仕事中も甲板の上から女の悲鳴が聞こえる




ストレス、過労、寝不足、頭痛、霊、悪夢、どんどん僕の心は荒んでいった




そして、常に無気力でボーッとしてしまうようになってきた。




何度も仕事中死にかけた




船員から優しい言葉などかけられるわけもない。いつも罵声を浴びせられた




それでも、ばかだよな。まだ人の為になんて思ってた




偽善者もここまで来るともう、病的だ。




『人の為なら自分なんて消え去ればいい』




そして、良かれと思ってしたこと全てが自分に悪い形で跳ね返ってきた




人の為にと尽くした、その船員達から罵声を浴びせられる




『死ねこの役立たずがぁ!!!!!』




港で荷下ろしをしてたその時




その言葉をぶつけられた時




自分の中で音がした







『パリン』と




ガラスのような心が粉々に砕け散る音がした




『もう、元には戻れない』




それだけは瞬時に悟った。感覚で分かった




そして、僕の心は完全に壊れた




終わります☆




今日も読んでくださって有難うございます^ ^




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明日はいよいよ沖縄に飛びます




頑張ってきます。




大好き!